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Twitter的芸術の秋! 「名画で学ぶ主婦業」から主婦の悩みが浮き彫りに!?

Summary

イマツイでは、芸術の秋になぞらえて、「Twitter的芸術の秋!」をテーマに、
今年Twitterで話題になった、「○○の写真撮るの下手くそ選手権」と「名画で学ぶ〇〇」の2シリーズをピックアップ。
この2つのトレンドをTwitter全量データから分析し、各シリーズの傾向を探りました。

タグ
主婦
写真
名画
羽生結弦

分析対象

①,②「写真撮るの下手くそ選手権」の話題量分析
対象ワード:「写真撮るの下手くそ選手権」「写真下手くそ選手権」をハッシュタグに含むツイート
抽出期間:2017年1月1日~2018年9月30日
件数:304,076件

③,④「名画で学ぶ〇〇」の話題量分析
対象ワード「名画で学ぶ」をハッシュタグに含むツイート
抽出期間:2017年1月1日~2018年9月30日
件数:999,013件

⑤「名画で学ぶ主婦業」のワードクラウド
抽出期間:2017年4月1日~2018年9月30日
件数:323,408件

2018年4月、Twitterで話題になった「写真」のトレンド!?「〇〇の写真撮るの下手くそ選手権」を分析!
犬、猫を抑えてあの「人」が堂々の1位!

ユーザーが撮影した写真の中で、「ピンボケしてうまく撮れていないもの」「構図が変わっていて面白いもの」などを大喜利的に投稿する「○○の写真撮るの下手くそ選手権」。今年の4月ごろ、羽生結弦選手金メダル受賞パレードの際の「羽生結弦の写真撮るの下手くそ選手権」というハッシュタグがきっかけとなり話題となりました。
そんな「○○の写真撮るの下手くそ選手権」で最も多く被写体に使われたのが何なのか、全量データから分析しました。

分析の結果、生きものやスポーツシーンといった躍動感のあるものなど、写真に収めることがそもそも難しいものが話題として多く選ばれていると言えそうです。
圧倒的な話題量で1位に輝いたのは羽生結弦という結果に。「写真とるの下手くそ選手権」のタグを広めたのが「羽生結弦の写真撮るの下手くそ選手権」であることを踏まえると当然の結果とも言えますが、24万ツイート数を超える話題量を獲得するほどの話題性はさすが2大会連続金メダリスト。街路樹などに阻まれやすい環境下での金メダル受賞パレードが撮影を難しくしたことも話題量増加に貢献したと言えそうです。また2位には、「猫の写真下手くそ選手権」がランクイン。往年のライバルである犬に圧倒的な差をつける結果となりましたが、動きが犬よりもアクティブな猫に「写真撮るの下手くそ選手権」では軍配が上がったようです。そのほかにも韓流歌手のユチョンやアニメ「ユーリ!!! on ICE」の主人公である勝生勇利、Jリーガー、マスコット、鉄道といったコアなファンが存在する人物・モノが被写体として選ばれ、ファンたちの間で楽しまれているようです。

多くのリツイートを獲得したツイートを紹介!「〇〇の写真撮るの下手くそ選手権」トップリツイートギャラリー
リツイート数獲得に重要なのは、フォロワー数よりも投稿のクオリティ!?

次に、イマツイでは「○○の写真撮るの下手くそ選手権」の中で、より多くのリツイートを獲得した投稿をランキング化。一般に公開されているアカウントの中から上位5投稿を紹介します。

1位 42,309リツイート

2位 17,645リツイート

3位 13,613リツイート

4位 13,401リツイート

5位 9,489リツイート

投稿のうちの4つが「羽生結弦の写真撮るの下手くそ選手権」、残る1つが「猫の写真撮るの下手くそ選手権」という結果に。「羽生結弦の写真撮るの下手くそ選手権」に関しては「木の枝やプーさんのぬいぐるみが見事にご本人に被ってしまうミス」が多くのリツイートを獲得していることがわかります。その一方、3位の「猫の写真下手くそ選手権」からの投稿は、「猫の激しい動きによるブレ」がポイントになっており、この投稿へのリプライでも言及されていますが、ブレている前の猫と後ろで固まっている猫との対比を面白いと感じたユーザーが多いのかもしれません。
上記の5投稿のユーザーについては、いずれも決して多くのフォロワーを有しているわけではありません。また順位にフォロワー数が相関していないことを踏まえると、多数のリツイートの獲得には、フォロワー数よりも投稿コンテンツ自体の面白さが重要であると言えそうです。

Twitterで話題になった「絵画」のトレンド!?「名画で学ぶ〇〇」シリーズのランキングを作成!
多く学ばれたのは主婦業と様々なコアファンの生態!

次に、イマツイ編集部では今年話題になった「名画で学ぶ○○」にクローズアップ。これはあらゆる職業や趣味の「あるある」を数々の名画でたとえてツイートするハッシュタグですが、目にした方も多いのではないでしょうか。そんな「名画で学ぶ○○」を話題量でランキングにしました。

32,3497ツイートと、2位に5倍以上の差をつけて圧倒的な話題量を獲得したのは「名画で学ぶ主婦業」。今年のゴールデンウィークの連休時期に主婦ユーザーの間で大きく話題になりましたが、日頃の悩みや怒りがコミカルに表現されていたことで、主婦たちの共感を強く得たことが要因であると思われます。その話題はTwitterに止まらず、今年9月に書籍化もされるほどの展開を見せました。2位から10位までを俯瞰してみると、大学院、銀行など、主婦業のように専門的な職業・肩書きをテーマにしたもの、水曜どうでしょうや、バンギャ、ジャニーズ、Jリーグ、観劇など、根強いファンがついている特定のコンテンツをテーマにしたものが多いことが分かります。
2位には6万ツイートを超える話題量で「名画で学ぶ水曜どうでしょう」がランクイン。番組中のワンシーンを模して投稿するものが多く見受けられました。3位の「名画で学ぶバンギャ」はヴィジュアル系バンドの熱狂的ファンであるバンギャたちの生態が主に描かれており、5位の「名画で学ぶジャニーズ」では強力なファンであるジャニオタの生態やジャニーズ事務所タレントの「あるある」が多く描かれていました。
Twitter上ではファン同士がコミュニティを形成して楽しむことが一般的になっていますが、このように共通の趣味の話題の中で「あるある」を見つけて大喜利的に楽しめるため、「名画で学ぶ○○」シリーズが様々に派性していったのかもしれません。

「名画で学ぶ〇〇」シリーズでリツイートが最も多かったものは?イマツイ的「名画で学ぶ〇〇」殿堂入り作品ギャラリー
今やTwitterは声なき声を話題にするメディアに?

そんな「名画で学ぶ○○」シリーズの中で、公開されているツイートのうち、多くのリツイートを獲得した作品をピックアップ。 名画で学ぶシリーズの殿堂入り作品として、上位3ツイートをご紹介します。

1位 35,660リツイート

2位 28,480リツイート

3位 25,979リツイート

上位をすべて「名画で学ぶ主婦業」が独占するという結果に。他の「名画で学ぶ○○」シリーズは同業者や同一の趣味を持つ人だけに共感されやすい、いわゆるTwitterでの「身内ネタ」に陥りやすかったといえます。
一方で「名画で学ぶ主婦業」は単なる愚痴に終わらせずに、自虐にも似た笑いに変えている点が幅広い世代に共感され、これほどまでのリツイートに寄与していると言えそうです。
また、「名画で学ぶ主婦業」は今年のゴールデンウィークに話題量が急騰しました。長期の連休に入り家族がみんな家にいることで日本中の主婦のペースがかき乱され、そのストレスが「名画で学ぶ主婦業」を投稿するモチベーションになったのかもしれません。ハッシュタグ投稿ネタの1つではありますが、日頃の主婦たちの愚痴や不満という「声なき声」を拾い大きな話題へと押し上げることにTwitterが貢献したと言えそうです。

現代主婦の悩みをワードクラウド化!主婦の悩みは小学生の子ども、家事、そして安らぎの時間の少なさ!?

最後に、イマツイではもっとも話題量が多かった「名画で学ぶ主婦業」の作品タイトルから、主婦たちの日頃の悩みや怒り、困りごとを抽出。ワードクラウドでイラスト化することで、「名画で学ぶ主婦業」から日頃の主婦の悩みを可視化しました。

上位40ワードを元に作成したワードクラウドを紐解くと、主婦の悩みは「小学生の子ども」「家事」「安らぎの時間のなさ」にあると言えそうです。
子ども(1位)、子育て世帯(4位)、育児(13位)といった育児に直接関連する言葉に加えて、ランドセル(7位)、学校(8位)、給食(11位)、体操服(36位)、プリント(38位)といった小学生に関わるワードが多くランクイン。小学校に通う子どもの世話に追われる主婦の姿が浮き彫りになる結果となりました。また、洗濯機(5位)、お弁当(9位)、お風呂(21位)、スーパー(30位)、炊飯器(39位)といった家事にまつわるワードも複数ランクイン。家庭における日本の男性の家事分担率が低いと叫ばれて久しいですが、炊事と洗濯といった家事からなかなか解放されることのできない主婦が依然として多いようです。
残念ながら、カフェ(33位)のように、主婦業の合間のリラックスに繋がるようなワードはほとんど見当たりませんでした。ハッシュタグの性質上、主婦の不満や日頃の事件が投稿されやすいため、リラックスに繋がるワードがそもそも出現しづらいとは言えますが、日頃の主婦の忙しさはワードクラウドから見ても明らかではないでしょうか。主婦の安らぎの時間が今後増えていくことを願わずにはいられません。

Twitter芸術の秋、いかがでしたでしょうか? 文章、画像、そして映像と、数多の表現が投稿され続けるTwitterで次々と生まれる「芸術」に今後も注目していきましょう!